ラベル

2017年1月24日火曜日

1月24日のマナカード*


時々
人との強い
一体感を
求めることも
あるでしょう
この苦しみを
この思いを
分かってほしい
頭でじゃなくて
心から
まるで我が事のように
感じてほしい
どんな醜い私も
受け入れてほしい
愛して包んでほしい
頭ではそれが甘えだと
分かっていても
時おり動かされる
強い欲求や感情に
抗いがたいものを
感じるかもしれません
まるで母親の
愛を求める
赤ちゃんのように
理屈を超えて
これ以上ない根源的な
絶対的なものだと
満たされない限り
いつまでも
振り回されるものだと
感じるかもしれません
ですが愛情を
いつも外から満たされようと
するなら
他者に依存しなければ
ならない
いつも相手の顔色を
見なければならない
相手の気分次第で
受け取れない日もあるかも
しれない
愛情をそんな儚い
移ろいやすいものだと 
思ってしまうと
いつも満たされないという
欠乏感、虚無感の中で 
生きていかなければ
いけません
愛情はそんな儚い
頼りないものでは
ありません
他者に依存せず
自立的に生きれば
いつでもあなた自身が
ALOHAを生み出し
満たすことができるのです
自分も周りも
そして愛情は
分からなくても
いつも周りに溢れていて
あなたを満たしてくれて
いるのです
命がけの熱情のようなものが
あるいは何でも許してくれる
慈愛に満ちた
聖母のような愛情だけが
本物の愛情だと
いうわけではないのです
もっとさりげなくて
あまりに普通で
ちょっと冷たいくらいに
感じるものも
実はALOHAだったり
するのです
ALOHAを特別なものだと
思わないで
劇的に魂を揺さぶるものだけが
ALOHAなわけでは
ありません
ALOHAにはいろんな
形があると
自分には理解できない
形もたくさんあるけど
それもALOHAなのだと
分かるときは
きっと来る
おそらくそろそろ
そのタイミングでしょう
ALOHAを特別なものではなく
日常的な普通なものだと
分かったとき
あなた自身の
ALOHAの発揮の
仕方も変わるでしょう
日々を周りの人達を
自分自身を
限りなく大切なものだと
理解できるでしょう
もうすぐに

もう捨ててしまって、今は手元にはないのですが、何かあると思い出してしまう漫画があります。
「海の闇 月の影」
ミステリー少女漫画の名手と言われる、篠原千絵さんの代表作のひとつ。
ヒロインは、見た目がそっくりで、性格や能力も大して変わらない双子の高校生、流水(るみ)と流風(るか)。
彼女たちは同じ人に恋をするのですが、彼が選んだのは妹の流風の方。
彼女たちは大して個性の違いもないようにみえるので、彼がなぜ妹の方を選んだのか、理由はハッキリ分からないままです。
失恋した流水は、傷心を抑え2人を祝福しようとしますが、その後双子は未知のウィルスに感染。
超能力を身につけてしまっただけでなく、流水は自分の中の憎悪や欲望が抑えられなくなり、愛する人を手に入れるために、流風に手をかけようとし、悪の道を走っていく…

多分リアルタイムで連載されてたのは、本当に子供の時で、ハード過ぎる内容に見てはいけないものを感じ、ちゃんと読んだのは20歳くらいの時です。

この流水のやることが本当に極悪非道で、欲望に顔を歪めニタリとする姿が、怖いのなんの:(;゙゚'ω゚'):
ですが、話を読み進めるごとに、流水のツラさや痛々しさを強く感じるようになります。
好きな人に選ばれなかった…大人になると、そんなこともあったよね、で済まされる話かもしれません。
でもウィルスが引き金となり、止められない感情は、やってることは非道でも、オトメの祈り・黒verのような、ものすごく根源的な魂からの叫びとなって、私たちの心を突き刺すのです。
「あたしおかしくなんかないわよ!好きな人に愛されたい、ただそれだけよ!」

流水と流風は、特別な環境で育った訳ではありません。
むしろ、普通に愛された、双子でも分け隔てなく愛情を与えられたような、恵まれた家庭に育っています。
違いは、好きになった人に選ばれたか選ばれなかったか、だけ。
選ばれた流風の方は、性格が変わってしまうこともなく、素直でちょっとお人好し過ぎるくらい良い子。
流水をギリギリまで信じ、どんなにひどいことをされても憎み切ることができない。
そんな流風を彼氏はますます愛しく思い、流水はどんどん醜い部分を抑えられない自分を惨めに思う。
でも根底では流風に対する愛情も残っていて、ジレンマに苦しむ。
流水〜。゚(゚´Д`゚)゚。

良い子のままの流風の方も、愛する者を失ったと思った時に、純粋な怒りや憎しみを爆発させるので、この双子の姿は、誰もがもつ善と悪の二面性が、表裏一体だと示しているよう。

この話を最初に読んだ20歳の頃は、「愛されたいのに愛されない、選ばれない」満たされない気持ちで苦しむ流水の気持ちに感情移入してしまったものでした。
今でも、流水の気持ちは、善悪、理性、理屈を超えた根源的な魂の叫びのようで、突き刺さるものを感じます。

でも、ですよ。
選ばれたから、愛情を受けて満たされてるから、優しい良い子でいられる。
選ばれなかったから、愛されてないから、いつまでも満たされることはない。
幸せになれない。
愛情って、そんな他者次第のものでしょうか?
流水は好きな人には選ばれなかったかもしれないけど、愛されているのです。
家族に、特に妹の流風に。
どんどん悪に堕ちていく流水を、見放さず、自分の命に代えても助けようとする、双子の妹に。
私は双子ではないから分からないけど、一卵性の双子って絆が強い、とよく聞くけど、スゴイなぁ(そもそもマンガだけど…)

もしこの2人が実在するなら、また占星術の話だけど、生まれた時のホロスコープに、金星と冥王星のハードアスペクトを持っていそうです(笑)
絶対的な愛情でなければ、愛ではないと感じる。
Kiss or Dieの世界。
怖いよー:(;゙゚'ω゚'):
物語だから、リアリティないわ、と思うけど、生まれつきこのアスペクト持っている人は感覚的に分かると思います。
普段は日常に埋もれて気付かないけど、絶対的な愛を求める気持ちが根源的にある。
でも愛情ってそれだけじゃない。
というか、その愛情は非常時に発揮するものです。
もっと日常の、普通の、そっけないくらいのものの中にALOHAを感じることができるようになれば、満たされない、虚無感や欠乏感に振り回されなくなってくるでしょう。

私たちは、分からなくても皆愛されているし、愛しているのです*





0 件のコメント:

コメントを投稿