形あるものとないもの
区切りのあるものとないもの
２つの世界が
同時に存在し
私たちは
それぞれの世界の
影響を受けながら
生きています
体をもって生まれてきた
私たちは
体の動きもそれぞれに
可動域があるし
人との関係も
体を通しての
隔たりがあるし
相手の気持ちは見えない
守るべき時間や
約束事もあるし
おなかが空いたり
寝たりする時間
ある意味何もしないという
時間も必要で
完全に自由には
なれません
でも「今、ここ」という
区切られた時間の流れとともに
区切りのない悠久の流れも
確かに存在し
私たちはその一部としても
生きているのです
体があり心が見えないからこそ
言葉を発達させた私たちは
すべてのことに
本質を知りたがり
限界をもうけようとしますが
言葉がすべてを
伝える訳ではありません
今ここで生きている世界には
自分で理解をするのには
限界があるし
時として孤独を感じたりも
するかもしれません
でももう一つの世界で
私たちはいつも
許されているのです
確かな結果や繋がりを求め
すべてに言葉を
当てはめる必要は
ありません
確かに今ここの世界では
私たちは制限を感じながら
自分を開き活かすための
努力が必要でしょう
簡単にはつかめないものを
つかむために
努力する姿が美しいのは
そこに命の輝きが
見えるから
どちらの世界も
私たちには必要で
どちらの世界もあるからこそ
私たちは精一杯
楽しんで
生きていけるのです
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